AGAVEが送信するメールについて、DMARC(Domain-based Message Authentication Reporting & Conformance)を導入します。DMARCは、電子メールの送信元を検証し、フィッシング詐欺やなりすましメールを防止するための仕組みです。
導入スケジュール(日本時間)
2024年6月10日(月)
DMARC導入のお知らせ(この文書)を公開
2024年6月24日(月)
「隔離」ポリシーでDMARC運用開始
※「隔離」ポリシーの場合、DMARC検証に失敗したメールは迷惑メールフォルダなどに隔離されます(受信側メールサーバの設定によって動作が異なる場合があります)。
一般の利用者の皆様へのお願い
メール受信に関して特段の対策は必要ありませんが、もしAGAVEからのメールが届かない場合は迷惑メールフォルダをご確認ください。誤って振り分けられている可能性があります。
管理者の皆様へのお願い
DMARC導入により、メール転送を利用しているお客様へメールが届かなくなる可能性があります。転送時にコンテンツやヘッダーが変更されるシステムの場合、DKIM署名が破られる場合があるためです。
なお、ここでの転送とは、メーリングリスト宛に送る場合や、受信ゲートウェイを利用している場合に発生する転送を指しています。メールを受け取った後に受信者が転送することとは異なりますのでご注意ください。
以下の点をメールシステムの管理者にご確認ください。
1. ホワイトリスト設定
AGAVEからのメールはIPアドレス「168.245.51.203」のサーバより送信されます。このIPアドレスはAGAVE専用であるため、他のサービスがこのIPアドレスからメールを送信することはありません。IPアドレスによるホワイトリストが用意されているシステムでは、設定しておくことをお勧めします。
2. 転送設定の確認
メールを転送する設定がある場合、その転送過程でDKIM署名が保持されるかどうか(メールが変更されていないかどうか)をご確認ください。可能であれば、メールを変更しないように設定してください。
3. ARC(Authenticated Received Chain)の利用
お客様がご利用のメールサーバがARCをサポートしている場合、ARCを利用することを検討ください。これにより、転送メールの認証情報が保持されるため、DMARC適用時のメール受信の成功率が向上します。ARCの詳細についてはメールサーバプロバイダにご確認ください。
以上